引きこもりがちのインドア派がアウトドアに挑戦!体験記④
焼き肉の幸せに浸り、一番の目的だったバーベキューが叶ったことで満たされた私たち。
前回書き忘れたが、カセットコンロで調理した煮込みラーメンも温かくておいしかった。(写真撮り忘れ)
でも麺類じゃなくてもいいな。白飯で炭水化物摂ってるし。
今度は豚汁を忘れないようにしたい。
↑購入したカセットコンロを「使ってみる」というのもこのキャンプでやってみたかったこと。
この『風まる』は野外でも使えるように風防がついている。
今回それほど風がなかったので普通に使えたけど、きっと風が吹いてる日でも活躍してくれるだろう。
つまみは滑らかで、昔実家で使っていたようなカセットコンロの接触の悪さ?何度回しても火が付かない、みたいなことは全くなかった。進化している…
我が家ではこれはアウトドア用でもあるし、非常用のカセットコンロにもするつもりだ。
使い勝手を確認できてよかった。
夕食を楽しんでいると、あたりはどんどん暗くなってきた。
ちいさなランタンしか用意していなかったので光量に不安を感じてきた。
森は当たり前だが灯りがない。
灯りがない暗さというのは思っている以上に暗かった、と久しぶりに思った。
でも不思議と、だんだん目は慣れてくるもので、ランタンの小さな光でも過ごせるような気がしてくる。
この暗さを楽しむのもキャンプの醍醐味だろう、と
まわりの森の木の幹なんかをじっと見つめて輪郭を確認していった。
はじめは「真っ暗」としか思わないが、スッと幹の背景が浮かび上がる瞬間があって、「見えてきた!」と思う。
それをくりかえしていくと、さっきまで「小さな灯り」と思っていたランタンの光が明るくなっていたから不思議だ。
コンロを照らすために足元にランタンを置いていたが、タープの上の方につるして屋根に光を当てるようにしたら光が広がって部屋の中のようになった。
こんな違いだけで明るさが変わるのか…
と、小さな発見だったが、生きるチカラレベルがちょっとアップした気がした。
しばらくランタンの明かりを消して炭の灯りを見ることにした。
炭の灯が赤くて、ランタンの光を消すと炭が全体的に赤く透明に光っていた。
なんだかラピュタでパズーとシータが地下のおじいさんに飛行石の”ざわめき”を見せてもらっている絵が浮かんだ。(写真じゃ透き通っている感じが出ないのが悔しい)
じんわりとあったかくて、ボーっとする。
タープにあたった雨がパチパチとなって心地よく聞こえる。
この時間が、このキャンプで一番楽しい時間だったかも。
リクライニングチェアでひと眠りしたら心地いいだろうな。
ずっとこの風の涼しさと、足元のじんわり暖かいのがつづくといい。
暖かいし、テントの中に、炭、もってけないかな?
・・・・・
うっとりと炭の灯の美しさと暖かさで、ずっと当たっていたいと思ったが
文字通り自殺行為である。
怖すぎる…
頭が回転していない自分が恐ろしくなった。
非日常に酔って、お酒にも自分にも酔って…はっとした。
みなさん!気を付けてください!…ってふつう気づきますよね…
雨も強くなってきたのでそろそろテントで休もう。
それにしても雨、強いんだけど…
続く。
ちなみに旦那さんの頭についているのはヘッドライトです。