おばぁちゃんに教わる薪割り
夫の実家に帰省するとき、そこから車で15分くらいのところにある夫のおばあちゃんの家にもおじゃまします。
90歳を越えていますが、しゃんとしていて、編み物をする手さばきも素早く、かっこいいおばあちゃんです。
先日、義姉のお宅に薪ストーブを入れたということを聞いて、夫が「おみやげにもできるし、薪割りをやってみたい」と言いました。
なにごとも体験。やってみなけりゃわからない。ですよね!(^v^)
おばあちゃんの家の外には昔使っていた薪が少し積んであるので、道具を貸してもらい、初の薪割りに挑戦することになりました。
薪割りに初挑戦!(夫が)
45㎝ほどの長さの薪。
それにオノ振り下ろすのですが、固くて食い込んでいきません。
夫は力のあるほうですが、予想以上に木が固く、進んでいかないようでした。
「薪が乾きすぎてるんだわ。ほんとはもうちょっと水含んでる方が割やすいんだよ」
「まず半分にのこぎりで切ってごらん、短くしてから割ったほうがいい」
「オノが薪に食い込んだら、そのまま地面にたたきつけていく」
おばあちゃんのアドバイスは的確です。
指示どおりに夫は薪をガンガン地面にたたきつけていきます。
相当な力でたたきつけているため、音が反響していました。
数分後、
ぱっかーん!!! 割れたーーー!
「1本割るのにこんなに力が要るし、時間もかかるんだ…!」
私たちの正直な感想です。
「思ったようにいかんだろ?」とおばあちゃん。
おっしゃる通り!
「これは大変だけど、かなりの運動になるぞ!」と燃えてきた夫。
わたしは夫のコートを持つのと、写真係に徹しました(笑)
おばあちゃんは昔おじいちゃんが使っていたという薪割りの道具をいろいろと倉庫から出してきてくれました。
これらを使わせてもらいながら、だんだんとコツをつかんできた様子で1時間くらい作業したと思います。
夫が言うには、おじいちゃんが昔から使っていた道具のほうが重さもあって重心も考えられているから使いやすかったとのこと。道具の大事さを実感したようです。
結局わたしは傍観しているだけでしたが(私には無理そう!と早い段階であきらめました)大変さを一緒に感じることができました。
生活能力を高めたい
今回、薪ストーブの話が出なかったら、薪割り体験自体思いつかなかったとおもいます。
今ではいろんな暖房器具もあるし、暖の取り方も周知されているけど、薪で生活していたころは、こんなにも時間と体力を使っていたんだな。(ましてやホットカーペットなんてなかったんだよな!)
筋力もかなり使うし体強くなるよな。
薪でお風呂も料理もできちゃうんだから応用力とか生活能力が今より数十倍高かっただろうな。
なんて思いを巡らせてしまいます。
日常と違う何かあった時、頭の中にある引き出しや知恵が多かっただろうなあとか。
コンパクトで身軽な生活を目指していますが、そのためにはモノを少なくする分だけ、自分自身に知恵や能力、経験値をつけないと何かあった時に「なにもない!」「なにもできない!」となりそうで怖いです。(うちの実家は東北で震災を経験をしてるので「備える」ことの大事さをよく聞かせられます)
ネットで検索して調べる力は以前よりもついてきたと思いますが、やってみる、体験経験が浅すぎるのでこういう機会をもっと大切にしていきたい(*^_^*)
協力してくれたおばあちゃんに感謝です!